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肌に触れる毛布を重くすると不眠症が緩和される研究結果

不眠症が緩和される可能性がある研究結果の情報。

とある研究チームが、毛布を使って寝る被験者の疲労症状や不安、うつ病指標を4週間にわたって評価した。

結果、軽い毛布よりも重い毛布の不眠症重症度指数が有意という指標が出た。
重い毛布を使ったグループは、睡眠維持が改善され、日中の活動レベルが上昇、疲労及びうつ病、日中の不安症状の減少をもたらした。
その後、違う種類の毛布に交換することを許可した上で、12カ月間にわたって経過観察を行った。
すると、以前より重い毛布を使っていたグループはそのまま重い毛布を使い続けたが、軽い毛布を使っていたグループは重い毛布に切り替える人もいた。そして、重い毛布に切り替えるとこれまでの実験結果と同様の不眠症傾向が緩和され、疲労やうつなどが軽減された。

このことから研究グループは重い毛布を使うことは、うつ病性障害、双極性障害、全般性不安障害、または注意欠陥多動性障害の患者の不眠症に対する効果的かつ安全な対策であり、日中活動の活動レベルを上げると結論づけた。

不眠や疲労、うつ病に悩む人は重い毛布を実践してみよう。



A randomized controlled study of weighted chain blankets for insomnia in psychiatric disorders | Journal of Clinical Sleep Medicine
https://jcsm.aasm.org/doi/full/10.5664/jcsm.8636

更新日:2020/10/26