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掃除できない人、物を増やしたくない人の為の物を捨てれるようになる心理テクニック

物を捨てるというのは簡単なようで簡単ではない。

それは何故か?
人は万が一を考えたり、その物が必要になった場合を考えたりと想像する生き物だからだ。
捨てようか迷っている物が無くなったとき、将来困るのではないか?と想像すると簡単には捨てられなくなる。

これは誰もが考えることなので、ごく自然の事である。


では、どうすれば物が捨てられるようになるのか。

ここでは物が捨てられるようになる考え方の発想、テクニックを紹介していく。


【捨てる判断をシステム化】
システム化とは、自分で「基準」を決めておき、基準に達してたら捨てる、まだ基準に達していなかったら捨てない、と決めておくことだ。
物を見た時に1つ1つ「これは捨てるべきものなのか」と考えるのではなく、例えば、「3ヶ月間使った記憶がなければ捨てる」と自分の中で決めておく事で、捨てるかどうかの判断をいちいちせずに捨てる判断をすることができるというものだ。

ここで大切なのは、自分の決めた基準には達しているけど…でもなぁ…と考えないこと。
自分が決めた基準に達していたら捨てる、そうじゃなければ捨てない。
これを守れれば悩むことも減り、


【物を買った時を思い出す】
捨てるかどうか迷った時に、買った時の事を思い出す方法。
その物の値段は?どこで買った?どうして買おうと思った?などを思い出す。
そして、その当時を思い出して今捨てようか迷っている自分だったら買うか買わないかを考える。
それでもやっぱり買っていた、と考えるなら捨てない。
買うのを辞める、過去の自分に買うのは辞めておけ、と思うなら捨てたほうがいい。


【仮に捨てたらと考える】
一度仮に捨てるか迷っている物を捨てたと仮定して考えてみる。
そうした時にまたすぐに同じものを買い直すと思うか。

これは日用品などで考えてみるといい。
飲んでないサプリメント、しばらく使っていない文房具、などなどはこの思考で考えてみる。

すぐに買い直す、または類似の物を買うと思うなら捨てない。
買い直さないなら捨てたほうがいい。


【代用できるものを探してみる】
物を捨てるかどうかを悩む時、大抵は「これはまだ使える」「ああいう場面でもこういう場面でも使える」など、捨てるか迷う物の活用方法について考えてしまう。
こう考え始めると、そのものが有用なものに見えてきてしまう。

この逆として、「これが無くても○○で代用できるかもしれない」と考えてみる。
例えば、1年で数回使ったかどうかも分からない栓抜きを捨てるかどうか悩んだとする。
ここで代用できる方法を考えたりインターネットで検索してみると結構無くても困らない事が分かる。
使う頻度が多いなら栓抜きが有ったほうが効率的だが、年数回程度でさらに代用できるなら栓抜きは必要ない、と考えられれば捨てられる。


【生活が変化するか考える】
捨てるか迷った時に考えることは、そのものが必要になった時などの局所的な事を考えてしまう。
それをもっと広い視野で考える。
それを捨てた時に、自分の生活、ライフスタイルに変化があるか無いかだ。
これはかなり極端な考え方なので、この考えに則って物を捨てるとたくさんの物を捨てる事になってしまうので注意が必要。

例えば、スマホを捨てたら生活は変わってしまいますよね。そういう物は残します。
では、普段使わないお客様用にと持っている食器は?
誰か来た時の為に持っているかもしれないけど、それが無くなる事で自分の生活は変化するか?
おそらく変化は無いだろう。ならば捨てる。
もし、お客様が来ることになったらその時に買う。



物を捨てるためのマインドをいくつか挙げたが、自分に合った考え方があると思う。
捨ててしまって後で後悔することもあるかもしれないが、そういう経験を持って自分なりの考えと基準を作っていくのが良いのだと思う。

更新日:2021/12/27